2024/3/1UP


地域スポーツを守る

 今年こそは痩せる、と誓ってはや数年。見かねた妻からの指摘もあり、運動を始めました。 阿武隈川沿いの土手でランニングも気持ち良いのですが、冬の寒さや夜の安全性を考えてジムを選択。ありがたいことに市総合体育館のトレーニング室は器具の種類、数ともに充実しています。何よりも1回200円。民間ジムならば月額1万円も珍しくない中、非常にありがたい存在です。 夕方ごろに利用すると混み合うことも多く、10台程度あるランニングマシーンが埋まってしまうことも。サボり癖がある私にとっては、周囲の方々に刺激されて図らずも頑張れるところがジムのいいところと感じています。 ジム通いの一方、この1年ほどお邪魔させていただいているのがスポーツ少年団「よこくらFC」。指導資格があるわけではなく、週1回だけ一緒にサッカーをしているのですが、短期間で成長していく子どもたちの姿には本当に驚きます。 よこくらFCは1987年創設で、角田市内唯一の少年サッカークラブとして活動してきました。しかし、少子化の影響で、最近は岩沼市の「玉浦サッカースポーツ少年団」と連合チームを作って大会に出場していました。そして、今年4月には玉浦と正式に一つのチームとして出発することが決まりました。小学6年生が卒業すると所属選手が8人程度になることや、連合チームでは一部大会に出場できないためです。 幸い、大きく活動場所や内容が変わることはないようです。小中高とサッカーをしてきた私としては、地元サッカークラブが失われないことを願うばかり。少子化による社会的損失を語る前に、子どもたちの機会損失がないようにしたいところです。 運動と言えば、角田市がスポーツを通じた活気ある地域づくりを目指す「アクティブシティ」を今月宣言しました。運動を通じた市民の健康や幸福度を高めることが狙いですが、スポーツツーリズムといった観光振興につなげることも視野にあるようです。 Kスポのような運動施設が集約されたスポットは決して多くありません。スポーツ大会などのさらなる誘致、または合宿地としての活用も考えられます。地域がスポーツで活気づいていくことで、子どもたちがやりたいスポーツや活動を選べる環境を守ることができるといいですね。
サッカーの練習に取り組む
よこくらFCの子どもたち