2023/6/1UP


魅力探し

 気温が高くなり、夏が近づいてきたと感じる日が増えてきました。早くも半袖半ズボンで外出してしまうこともあり、真夏はどうすればいいのやら。先が思いやられます。 気温と共に高まるといえばイベント熱。5日に開催された宇宙っ子まつりは陽気に恵まれた、というより本当に暑すぎるくらいの祭り日和でした。キッチンカーが並び縁日も開かれ、多くの人々で大にぎわい。「アフターコロナ」を実感する時間となりました。これまでで一番の人出との声もあり、祭りは成功だったのではないでしょうか。 宇宙っ子まつりは、JAXAの施設を抱え、公園に実物大ロケットがある角田ならではのイベントです。地域の盆踊りなどとは異なり、市内外からのさらなる集客を目指せる存在かと思います。 そう考えたとき、個人的にはもっと「宇宙感」があってもいいのではと感じました。宇宙飛行士やUFO研究家を講演に招いたり、スタッフ全員が宇宙服や宇宙人っぽい服装をしたり。地球や木星をなぞらえたアイスクリームの販売なんていうのはいかがでしょうか。 勝手な妄想で申し訳ありません。が、それというのも、食事の席などで聞かれる質問があったためです。 「角田って、どう思う?」 それも1度ではなく、幾度かあります。地元出身ではないゆえに回答には少々気をつかってしまいます。そんなこちらの様子を察した相手はたいていこう言います。「まぁ、なんもねぇからなぁ~」。自虐なのか、本音なのか、そこは分かりませんが…。 確かに角田に圧倒的といえる名所や名物はないかもしれません。しかし、宇宙っ子まつりがありました。他の地域では簡単に取り入れることが難しい要素で、個人的にも魅力的な「宇宙」というキーワード。そこを突き詰め、そして真面目にふざけるような柔軟さが出てくると面白みが増すような気がします。できれば日常から街を歩くだけで宇宙を感じさせる空間になるといいですね。
一部で宇宙人が出現した宇宙っ子まつり