2017/9/1UP
親子の会話を
夏休みは親子でいかがお過ごしでしたでしょうか?夏休み前ですが、かくだ田園ホールを屋内遊園地にしてアンパンマンショーなどが行われたイベントを取材しました。大勢の親子連れが来場し、「市内にこんなに子どもがいたの?」と驚いたほどでした。もちろん、市内だけでなく、近隣からの来場者も多かったでしょう。取材で感想を聞いた最初の親子が市外だったので、一応お断りして市内の方を探したように。主催の「うぇいく(角田市芸術文化振興会)」によると、来場者1000人以上とのことで、シンプルに子どもが楽しめる行事としてよかったと思います。9月9日に第二回目があり、うみの杜水族館の映像紹介、紙の魚に色を塗ってみんなで手作り水族館を作るワークショップなどが行われるそうです。楽しみにしている親子も少なくないでしょう。ただ、夏休みの宿題のネタにはもう遅いと思うので、ご注意を。
支局は中島保育所の隣にあり、よく送り迎えの親子を見掛けるので、親子の姿を見る機会は多いほうだと思います。児童の登下校も見掛けますが、本当に少子化を感じます。なおかつ遊び場が少ないのでしょう、外で遊ぶ子どもを見ることが本当に少ないです。家の中で遊んでいるのだろうと思いますが、スマホやゲームなのでしょうか。
子どものころ好きだった漫画に「親とは、木の上に立って見ると書く」というせりふがありました。郡部は少子化で、子や孫の姿を見るのを喜ぶ人が多いと思いますが、「子どもの声がうるさい」と保育所建設に反対が多く、計画を断念したといったニュースを聞くと、愕然とします。じっと見守る忍耐力が落ちていると感じます。ちょっと痛い目にもあいながら、子どもは自分で危険を察知、判断する力を身に付けます。子どもを見守り、時に適切な指導をする。そんな大人な構えを、家庭も地域もほしいものです。
私が大好きな曲の一つが唱歌「グリーングリーン」です。 ある日パパと二人で語り合ったさ この世に生きるよろこび そして悲しみのことを 夏休み、親子でゆっくり会話しましたでしょうか?もっとも、親子の会話の風景の一つに新聞があると嬉しいもの、とは蛇足。
二学期も楽しい学校生活を。
金津七夕の風景